SCHEMEN (2007年)
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解説 - SCHEMEN

コメント・評価

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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-08-06 10:51:23)

2007年発表の2nd。
これは本当に素晴らしい作品だと思う。

ファストなパートではファスト系並のブルータリティで攻め、メロディックなパートではメロブラ以上に美しいメロディを強調する、非常にメリハリの効いたスタイルのブラックメタルで、何故かヴォーカルは鬱系に近い高音でのマジな絶叫。神性が流出するかのような、神秘的なメロディを掻き鳴らすトレモロリフが非常に耳に残る、メロディセンスの高い作品。

サンプリングをバンドのバックにさりげなく仕込んできたり、神秘的なトレモロリフに、あたかもアトモスフェリックブラックのキーボードのようにバンドの音を包ませたり、曲の盛り上がりに合わせ、俄かにギターの音圧を増したり、何気に空間演出の巧みさが光る作風で、それが曲のカルト性・神秘性をかなり高めているんですよね。

2曲目の、ブラストとリフの轟音の中に、キリキリとした神秘的トレモロが光が差すように差し込むパートなどでは、LUNAR AURORAの「Andacht」アルバムを聴いたときのような、魔性に取り込まれるような感覚も覚えます。ドイツらしい、格調が高くてどこか気難しい、人を寄せ付けないような表現力のある音だと思います。

そんなカルト性がありながらも、曲自体はメロディックだし、音質も良好だしで決して聴きにくいアルバムではないのが素晴らしい。Disc Unionのガイドブックでもこのアルバムが取り上げられてて、「見る目あるなぁ…」と感心してしまいました(上から目線・笑)。基本的なツボは押さえつつ、捻りも効いてる名盤だと思います。



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