一見地味ですが、少しダークなリフとテンション高めなフィルの歌の対比がカッコイイ「サギ師ジョニー」で幕開け。 聴き手をやさしい気持ちにさせてくれる「BORDERLINE」、GARY MOOREもカヴァーした「DON'T BELIEVE A WORD」、独特のノリを見せる「サギ師ジョニーとヤクザのジミー」、そして名曲「虐殺」へと続きます。 ラストの「BOOGIE WOOGIE DANCE」は殆どドラムのブライアン・ダウニーの一人舞台といった感じ。彼の素晴らしいプレイを堪能できます。 ブライアン・ダウニーを最高のドラマーだと信じて疑わないわたしとしては、こういう曲の存在はとても嬉しいですね!
5. ニックドレイク ★★ (2005-09-23 00:02:00)
バンドが一番ヤル気になってた時代のアルバムだけに内容は濃いです、出だしのJOHNNYと2曲目のROCKYにおけるブライアン・ロバートソンのワウを効かせたギターソロは絶品です。約7割がブライアンのソロですが歴史に残るDON'T BELIEVE A WORDのソロやBORDER LINEの郷愁に満ちたソロなど、まさにブライアンのためのアルバムです。
The Boys Are Back In Townのヒットを受けた後にリリースされたアルバム。若きギタリスト二人による叙情的なツインリードが胸を締め付ける、ストリート目線のクールさと、いなたいさ、そしてアイリッシュなメロディが大いにウケたのだが、今回もソロ路線をガッチリと引き継ぎ音楽性に揺るぎはない。むしろ方向性を先鋭化することで自分たちに魅力を研磨してきた印象が強い。