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Right in the Guts (2012年)
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Right in the Guts
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解説 - Right in the Guts
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1. 失恋船長 ★★★ (2025-11-02 01:32:52)

ウルフ・ホフマンの相棒としてACCEPTに復帰した事も話題となった、ジャーマンメタルの渡り鳥ギタリスト、ハーマン・フランク。ACCEPT復帰の影響もあるのか、音楽性は王道ジャーマンメタルサウンドを展開、ハロウィーン登場前の剛毅なスタイルに叙情的なメロディを導入、甘く聴かせない男気溢れたスタイルは、ハーマン・フランクお得意と言える。モダンヘヴィネス時代に突入したシーンの中で喘いでいた時代もある、ハーマンだが、ついに帰還を果たした。前作とメンバーを刷新したが、そんなことは大きな問題ではない。ハーマン自身が、どのようなスタイルを築き上げるかだ。

時代の中でも自らのスタイルを貫いてこようとした年季が音に乗っている。シンガーに迎えられたリック・アルツィも期待に応えた、彼のパワフルな歌声がバンドサウンドを上手くまとめている。

何より、ウルフ・ホフマンのソロバンドになったACCEPTよりも、王道路線を行っている。まるでACCEPTのような曲もある、いやこれはACCEPTがやるべきだ、ウルフはハーマンのソングライティング力を認め採用するべきだと感じる瞬間が多々ある。

それほど男気溢れるメジャーメタルをやり切っている。日本ではこういう音楽をメロパワと略して紹介するが、メロディックパワーメタルという、少々幼いイメージを抱かせるバンドよりも、突っ込んでいる。より正統性を高め現代のスタンダードに上り詰めようとしている楽曲は、どれもが手ごたえ十分。派手に決めるタッピングも強引だが、ここで見せつけるのがハーマン・フランク流なんだと思うと逆に面白く魅力的だ。

売上ランキングや知名度、果ては雑誌のレビューではにっちもさっちもどうにもブルドックなんだが、小細工無用のバンドサウンドは実に心地がイイ。ハーマンのソロだがバンド感で勝負しているのも好感が持てる。
最近まで忘れていたハーマン・フランクのソロ。本日のおすすめで思い出した。これからはチェックしていこう。装飾過多なバンドサウンド、テクノロジーの恩恵を受けまくる昨今のハードシーン、今作はそういう最新を尻目に、古くて新しいサウンドを見事に築き上げた。

流石はハーマン・フランク。彼のキャリアに改めて敬意を表したい。ACCEPT復帰によって環境が好転したのならば嬉しいのだが時期が重なっているのが気になるなぁ。それくらい強烈なアルバム。今の本家よりもストレートなのが最大の魅力。メロディを蔑ろにしないアレンジ、豪快だが細部に拘りを見せた作風に隙は見当たらない。



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