この曲を聴け!
Valley of the Damned / DRAGONFORCE
すいません ★★ (2003-12-20 00:05:00)
遅ればせながら聴かしていただきました。なんとも痛快ですね。
短いイントロ(?)の①の後、②の歌いだしを聴いた瞬間「あ~あ、この歌唱力は酷いな。失敗しちゃったかなモシカシテ」と思いましたが、全編通して聴くとかなり上手い歌い手である事を理解し、安心しました。早口でメロディをなぞるところなどは「上手い」というより「巧い」といってもいいかもしれません。バックの演奏も、⑥の間奏のアレンジなど、聴き所も多くて素晴らしいですね。ギターソロ(例えば②とか)の「ピコピー」のような箇所も面白いですね。
SONATA ARCTICAと比較されているかたもいらっしゃるようですが、やはり少し比較対象としては無理があるような気がします。方向性が全く違うとは言いませんが、良かれ悪しかれこのDRAGONFORCEの方が「ガチガチのメタル」みたいな気がします。SONATA ARCTICAはもっとメロディが自由自在なような気がします。
(……いまいち上手く説明できないのが悔しいですが、まあ私が思っているだけですから聴き(読み)流してください。お願いします。因みに私は両者とも好きです)
誤解を恐れずに、しかも飛躍を承知で書きますと、ふと「なんかメタル(中でもスピードメタルやメロディックパワーメタル)のパロディみたいだな」と思う時もあります。パロディは言いすぎだとしてもオマージュみたいだなと感じることがあります。……否、オマージュという言葉の意味を完璧に理解しているかというと、そうでもないかもしれないのですが。まあ、それをメタルへの「愛」と読んでいいのかも知れませんね。これはSEX MACHINEGUNSを聴く時の感覚と似ています。(文章ヘロヘロで申し訳ないです)
テクニックやセンスがあるという事実を前提で語るのですが、音源からイメージするメンバー達の会話はこんな感じなんじゃないかと思うわけです。
「おい、このフレーズはこうした方がクールなメタルっぽくなるぜ」
「お、いいねいいね。めちゃんこメタルっぽいぜ」
「じゃ、ここはこんな感じで決めフレーズをバシッと」
「うわ~、そこまでしちゃった。まさにメタルだな」
「ここで、必殺速弾きハーモニーだ」
「うわ~。メタル以外の何者でもないぞ」
「ここで、ラストはこんな感じでジャーンと終わる!」
「ひえ~。メタルだ~。これは正真正銘のメタルだよ~!」
(自分で書いておきながら言うのもなんですが、さっぱり意味が分かりませんね。少しでもニュアンスを捉えて頂けたら幸いです)
最後に、どなたも言及されてないと思いますが、ギターソロが時々Anchangのそれのように聴こえることがあります。手癖とかフレージングとか、似てると思うのは私だけでしょうか。まあ、似てるからといってどうということはないのですが。
長々とすいませんでした。
→同意